各看護単位の紹介
7病棟紹介
7病棟は運動機能センター・パーキンソン病センターとして、主に脳神経内科の患者さんが入院しています。脳神経内科の患者さんは、意思表示をスムーズに行えないことが多いですが、機器等を活用し、意思疎通を図りながら、身体機能の維持・QOLの向上に努めています。病気の進行に対する不安や問題にたいしては、症状だけでなく心理面にも配慮した看護を心掛けています。医師や退院支援看護師等、様々な職種とも連携しながら支援を行っています。
6病棟紹介
6病棟は、てんかんセンター・視床下部過誤腫センター・機能脳神経外科センター・神経小児センターです。患者さんの多くは、てんかんの方であり、てんかんの診断・治療・手術のために全国各地、海外からも入院を受けています。てんかんの治療は、長期間になることもあるため、心身の安定が保たれ、検査や治療が不安なく安全にうけることができるように援助しています。また、在宅で生活する医療的ケア児の短期入院利用もあります。医師・看護師・リハビリスタッフ・療養介助専門員・保育師などの多職種と連携しながら安心して過ごすことができるように努めています。
5病棟紹介
5病棟は神経難病センターと療養介護事業(以下さくら)を担っています。主な疾患は筋萎縮性側索硬化症・パーキンソン病・多系統萎縮症で、人工呼吸器の管理や胃瘻などの医療行為のほか、「さくら」では療養介助員と共に食事、排泄、清潔などの日常生活援助も行っています。「さくら」入所患者さんには、季節を感じてもらえる工夫や、自分らしく過ごせるよう援助を行っています。患者さんや家族の思いを受け止め、支援できる関係を築いていきたいと思っています。
4病棟紹介
4病棟は呼吸器センターです。肺炎・COPD等の呼吸器疾患患者さんが入院しています。残存呼吸機能を悪化させないよう、日常での自己管理方法の指導や援助を行い、入院時から退院を見据えた看護を行っています。また、新潟県における結核拠点病院の機能を担っています。DOTS(直接服薬観察法)を取り入れ、確実な内服につなげられるよう指導・援助しています。入院生活が長期間となるため、精神面を配慮した援助を行っています。
3病棟紹介
3病棟は呼吸器センター・肺がん治療センターです。主に肺がん、膿胸、気胸を中心に呼吸器疾患の患者さんが 抗がん剤、放射線治療、手術、検査のために入院されています。私たちは患者さん一人一人が安全・安楽に治療に臨めるよう、抗がん剤、放射線治療時の副作用の早期発見や症状出現時の苦痛の緩和、また自身のセルフケア支援などに努めています。また、手術前はもちろん、術後の不安軽減に務め、患者さんに寄り添う看護実践を努めています。
2病棟紹介
2病棟は重症心身障害センターです。主な疾患は脳性麻痺、精神発達遅滞で、小学生から喜寿を迎える幅広い年齢層の患者さんが入院しています。食事・清潔・排泄・移動などの日常生活援助が中心です。人工呼吸器装着、気管切開、胃瘻など医療依存度の高い患者さんも入院しており、専門的な知識・技術・観察力が求められます。看護・療育・介護・リハビリなどの多職種と連携し、専門性を発揮しながら、患者さんが安全・安楽に過ごせるように援助しています。患者さん・看護スタッフの素敵な笑顔がいっぱいの病棟です。
1病棟紹介
1病棟は重症心身障害センターです。主な疾患は脳性麻痺・てんかん・精神発達遅滞で、7歳~70代までの幅広い年齢層の患者さんが入院しています。重症心身障害児(者)の患者さんは、重度の知的障害と重度の肢体不自由が重複しており自ら苦痛や不安を訴えることができません。医師、看護師、療養介護専門員、児童指導員、保育士、リハビリスタッフなど多職種が連携を図り患者さんが安全で快適な生活を送れるように援助しています。
外来
当院は一般外来、専門外来のほか、、睡眠時無呼吸外来、物忘れ外来、てんかん外来などそれぞれの症状にあわせた外来を行っています。また外来化学療法を行い、治療後に家庭生活が継続できるよう援助しています。外来看護は、短時間の対応で患者さんに適切に対応する能力が求められ、総合的に判断する知識とコミュケーション力が必要です。短い時間の中で的確に情報収集を行い、治療に結び付けられるよう心がけています。
手術室
当院の手術室では、主に機能脳神経外科・呼吸器外科・整形外科の手術が行われています。一般的な手術の他に特異な手術も行われ、年間手術実績は400件を超えています。
私たちは、手術室スタッフとして多職種連携協同ですべての患者さんに安心な環境を整え、チームワークを大切にし、手術を円滑にかつ安全・安楽に行えるように努めています。手術患者さんへの術前・術後訪問にも力を入れており、術前訪問では、手術当日の緊張を和らげ、患者さん個々に適した看護を提供できるように、術後訪問では、患者さんとともに手術室看護の評価を行っています。
訪問看護ステーション
病気や障がいがあっても、要介護状態(要支援状態)になられても、慣れ親しんだ地域や家庭で自分らしい生活を送ることができるよう、医師からの依頼を受けて看護師がご自宅へ訪問させていただきます。
体調の確認・医療的処置から日常生活の支援や健康相談など医師・ケアマネジャー・介護職員等の関係職種と連携し、オーダーメイドの看護を実践しています。
入退院支援室
看護師とMSW(医療ソーシャルワーカー)で入院前から退院まで「患者さんのくらしを支える」支援をしています。患者さんの”思い”を軸とし、入院された患者さんが退院後住み慣れた地域で安心して生活できるように地域の関係者と「顔の見える関係」を築き連携し、福祉サービスの案内などもしています。西新潟中央病院に受診・入院したことが、患者さん・ご家族とってこれからの生活を再構築する良い機会となるようにと願い、お手伝いしています。病棟にはそれぞれ担当の看護師がおりますのでぜひお声かけ下さい。